オススメ其の2
今月に入ってブログ書くの4日目。このペースはワーストだわ。
- 作者: 森田まさのり
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1997/04/04
- メディア: コミック
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第2回目の紹介は森田まさのりの「ろくでなしブルース」(全42巻)。
簡単に言えばヤンキー漫画。でもそこらの陳腐なそれとはわけが違う。森田作品の特徴は、その現実に忠実な舞台と登場人物の性格描写がとても魅力にあふれていること。ついでに、登場人物の名前が実際にいる人物から使っていること。(ちなみに「ろくでなし〜」ではボクサー、「ROOKIES」ではプロ野球選手の名前を用いている。)脇役たちもすんごい魅力あふれた奴らばかりです。(それがまた物語を重厚にしている。)
さて、「ろくでなし」についてだけど、主人公は帝拳高校・前田太尊(もちろん由来は「マイク・タイソン」)で、頭は悪いけど、ケンカは強く、圧倒的なカリスマ性をもっている。読み込めば読み込むほど太尊への愛着がわいてくる。
10年近く続いた長編作で全てのストーリーには触れられないので、オレが気に入っている所だけ紹介します。
東京四天王というものが、この物語には出てくる。渋谷の鬼塚、浅草の薬師寺、池袋の葛西、吉祥寺の前田。これが四天王である。太尊はこの3人と闘うことになるんだけど、その中でもオレは「対葛西」が一番好き。詳しいことは読んでもらうのがいいんで書かないけど、葛西の強さへのこだわりに秘められた心の葛藤。太尊は色んな奴と闘うけど、葛西との闘いは最も印象に残っている。
んで、これ以上長くなると書くのがめんどうになるのでこの辺にしときます。そうそう、このマンガには、色んなゲストが登場します。ブルーハーツや千原兄弟、堂本剛など。そんな所に注目するのも面白いです。番外編の「ろくでなしぶる〜ちゅ」もいい感じです。
ケンカだけじゃなくて、恋愛もたわいない日常も描かれているたっぷり詰まった全42巻ゼヒ一度読んでみてください。
でわ。