ハゲタカ2

ハゲタカ(下) (講談社文庫)

ハゲタカ(下) (講談社文庫)


とりあえず読み終わりました。最後の最後に鷲津のハゲタカっぷりが出ましたね。続編も楽しみです。


僕の個人的な感想なんですが、この作品の登場人物たちの交渉時の冷静さには驚きますね。なんというか表と裏の顔をはっきり使い分けているところが。すごいなと思うと同時に怖いなとも感じました。


しかし感情をコントロールすることってとても難しいですよね。今日バイト先であまりにも理不尽なお客さんに対して、ついつい感情的になってしまい、かなり不快な思いをしましたし、させてしまいました。


確かに相手の言い分もひどかったんですが、僕ももっと冷静に対処できたと思うし、できなければならないなと感じました。正直熱くなってしまった自分が恥ずかしい。あとで考えるとああ言えばよかったなとも思えるんですが、それがその場で考えられるようにならなきゃだめだな、と。


例え相手がどんな理不尽なことを言ってきても、あくまで冷静に相手を納得させられるように感情をコントロールできるようになりたい。まだまだ自分も未熟だな。結構自分は温厚な方だと思っていたけど、そうでもないなと痛感しました。


社会に出たら、それこそもっと理不尽な目に遭うと思います。そんなとき感情を表に出してしまったら、結局自分が不利になるだけですもんね。腹の中が煮えくり返っていても、冷静でいられるような精神力を養わなければ。


小説は日光が舞台にもなっていたので、日光観光がてら滝にでも打たれてこようかな(笑