ハゲタカ2
- 作者: 真山仁
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/03/15
- メディア: 文庫
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とりあえず読み終わりました。最後の最後に鷲津のハゲタカっぷりが出ましたね。続編も楽しみです。
僕の個人的な感想なんですが、この作品の登場人物たちの交渉時の冷静さには驚きますね。なんというか表と裏の顔をはっきり使い分けているところが。すごいなと思うと同時に怖いなとも感じました。
しかし感情をコントロールすることってとても難しいですよね。今日バイト先であまりにも理不尽なお客さんに対して、ついつい感情的になってしまい、かなり不快な思いをしましたし、させてしまいました。
確かに相手の言い分もひどかったんですが、僕ももっと冷静に対処できたと思うし、できなければならないなと感じました。正直熱くなってしまった自分が恥ずかしい。あとで考えるとああ言えばよかったなとも思えるんですが、それがその場で考えられるようにならなきゃだめだな、と。
例え相手がどんな理不尽なことを言ってきても、あくまで冷静に相手を納得させられるように感情をコントロールできるようになりたい。まだまだ自分も未熟だな。結構自分は温厚な方だと思っていたけど、そうでもないなと痛感しました。
社会に出たら、それこそもっと理不尽な目に遭うと思います。そんなとき感情を表に出してしまったら、結局自分が不利になるだけですもんね。腹の中が煮えくり返っていても、冷静でいられるような精神力を養わなければ。
小説は日光が舞台にもなっていたので、日光観光がてら滝にでも打たれてこようかな(笑