オススメ其の3

久々に何も予定がない日。こんな日もないとダメだよな。安らぎ大事。


バガボンド(21)(モーニングKC)

バガボンド(21)(モーニングKC)


最初はスラムダンクについて書こうかなって思ってたけど、それはじっくり書きたいので、今日はバガボンドについて書いていこうと思います。


さて、井上雄彦が描くこの作品、今までの爽やかな作風とはうって変わって残酷なシーンが多く、深い思想のものとなっている。


原作は吉川英治宮本武蔵。だけど、途中から全然変わっちゃってる。これは井上氏本人も言ってたことだし、原作読めばよく分かります。


主人公は新免武蔵こと宮本武蔵。天下無双の父・新免無二斎に幼少からしごかれ、13歳にして人を斬る。周囲からは「悪鬼」と恐れられ、武蔵本人も人を避けた。関が原の闘いのあと、村で捕まり、死ぬ寸前の所を坊主・沢庵に救われ、武芸者としての道を歩むことになる。吉岡家胤舜との闘い、胤栄・石舟斎との出会い。武蔵はそのたびに大きくなっていく。(1〜13巻)


もう一人の主人公・佐々木小次郎。戦火から逃れて海で漂流しているところを鐘巻自斎に拾われ、育てられる。耳が聞こえない。不動との斬りあいによって、剣に目覚める。その後、伊藤一刀斎と旅に出る。(14〜20巻)


21巻より新章に突入武蔵と吉岡家の因縁の対決。小次郎との出会い。偽小次郎の又八の運命は?おつうと武蔵の恋の行方は?この先の展開が非常に気になります。でも、正直言うと、早く「バガボンド」終わらせて、「リアル」に専念して欲しいとも思ってたり…


個人的には初期の武蔵編の話が好きです。武蔵の人間らしくなっていく過程を読むのは面白かった。最近はクライマックスに近づいているのか、緊迫した場面が多くて読んでてちょっと怖い。


でも結構オススメなマンガですよ。読んでみて。