6巻
今日はなんも予定がなかったので、チャリンコに乗ってカフェで読書。
読んだのは、
- 作者: 北方謙三
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/03/20
- メディア: 文庫
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です。やっぱ水滸伝は面白い。
この物語は単純な「善」と「悪」じゃない。
もちろん梁山泊側は基本的に「善」だけど、いわゆる単純な「善」じゃなくて、内に暗いものを抱えている者が多い。林冲しかり、武松しかり。イメージ的には「バガボンド」の武蔵に近いものがある。
また、青蓮寺側も「悪」ではあるけれども、もともと「悪」だったというよりは、宋という衰えてきた組織のせいであるという気がする。特に李富は馬圭への感情と組織への忠誠にジレンマを抱えている。
こんな感じで、どちら側も人間らしさというか弱さというか、そういうものを持っているので、とても感情移入しやすい。だから面白い。
今日6巻を読み終えたので、さっそく7巻を買ってきた。徐々に青蓮寺も動き出してきて、今後どうなっていくのかドキドキです。
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