10巻

10巻買いました。


水滸伝 10 濁流の章 (集英社文庫 き 3-53)

水滸伝 10 濁流の章 (集英社文庫 き 3-53)


ようやく折り返し地点です。しかし全く飽きないね。もう読み始めて10ヶ月も経つのにさ。これってかなりすごいよね。


さてさて、そんなわけで、もはや「国」の扱いになってきた梁山泊。さすがに官軍も単なる賊徒扱いはできなくなってきた。そこで送り込まれた呼延灼。さすがの晃蓋も苦戦を強いられる…


今巻の登場人物で印象に残ったのは大砲を扱う「凌振」。彼の大砲にかける思いがなんともいい。戦に勝つことよりも何よりも大砲の威力を皆に見せつけたいという気持ちが一番で、より優れた大砲を作ることしか考えない職人気質の軍人だ。その頑固さというかひたむきさというか…とても強いこだわりがある彼の行動が何かいい。そんな彼の活躍も今後は違った立場で活躍をしてくれるだろう。


官軍から多くの人材を取り込む梁山泊。まだまだ強くなっていく。これからはますます戦が話の中心になっていくだろう。さらにハラハラする展開になっていくことは間違いないはずだ。


次巻は8月21日発売です。